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石井彩音が江浦優香に送ったお手紙全文 (江浦優香 14歳の生誕祭)

ゆうかへ

お誕生日おめでとう。

12歳の1年は小学校を卒業して、HKT48と出会って、オーディションを受けて、見事HKT48に加入できた1年でしたね。

13歳の1年はどうでしたか?

13歳の1年はゆうかにとって凄く色々感じる1年だったと思います。

加入して3ヶ月で選抜メンバーに選ばれて、覚えることも、心も身体も追いつかなくて、嬉しい気持ちの反面、不安な気持ちの方が大きかったと思います。

選抜メンバーが発表された時、素直に「おめでとう」って、すぐに祝福の言葉をかけられなくてごめんね。

今は18枚目シングルの選抜メンバーとして、今回選ばれなかったメンバーの分、ずっと頑張ってくれてありがとう。

「弱音を吐かずによく頑張ったね」と、今は心から思ってるし、尊敬してます。

ゆうかは何に対しても負けず嫌いで、ゲームをしている時も私が勝っていたらずっと「もう1回」って言い続けてくるくせに、ゆうかが勝ったらすぐやめようとしてくるから、私はたまに拗ねて機嫌悪くなってると思います。そこもごめんね。

でも、お互い負けず嫌いで、少し子供なところがあるからこそ、切磋琢磨し合って、高め合えてるから、今のままでいいのかな?って思ってます。

ゆうかとの思い出はもう数え切れないくらいあって、お仕事でたくさん食レポして、お腹いっぱいになって、お互い小食なりに頑張って、ステーキもラーメンもプリンもハンバーガーも食べたよね。

ゆうかがずっとなついてくれて嬉しい気持ち、楽しい気持ちの裏で、私がずっと隣にいたら他のメンバーと話す機会や、仲を深められているのかな?って心配で。

私がもしゆうかの隣にいられなくなった時に「この子はやっていけるのかな?」って、「皆とたくさん話せるのかな?」って心配になったので、いっときゆうかから離れて、遠くから見守ってました。

でも、そんな心配いらないくらい、ゆうかはどんどん先輩とも同期とも仲が良くなっていて、安心する気持ちと、少し成長を感じて寂しくもなりました。

ずっとメイクをする時にアイラインを私に頼んだり、確認してきたり、眉毛を整えて描いてあげたり、チークを塗ってあげたり、いつの間にかもう私が確認しなくても1人でメイクもできるようになっていて、もう1人の子供として成長していて、私としても1人の中学生の些細な成長をそばで見守れて凄く嬉しいです。

でも、少し寂しいので、成長してもたまに甘えに来てね。

ユニットの歌のアドバイスを私に聞いてくるところ、うまくいかなかったらすぐ顔をぐしゃぐしゃにして泣いて「石井~!」って犬のように走って慰められに来るところ、私の生誕祭のスピーチで私よりも泣いてくれたところ、生意気で私のことをすぐいじってくるところ、寝てる時に私にすぐ抱きついてきて、私が引きはがそうとしても粘り強くまた抱きついてくるところ、なのにお母さんへの寝起きの態度が少しキレ気味なところ。どの瞬間も出会ったことない人間のようで、ゆうかを見てると凄く笑顔になります。

いつもニコニコで、笑顔で、無邪気なゆうかだけど、心の中では「ここに立つのは私でいいのかな? 悔しいな」って思ってるのも知ってます。

前に立つと色々な方面からあまり優しくない言葉だったり、比較される時もあると思います。つらい時、悲しい時、どうしたらいいのかわからない時は力になれるかわからないけど、私や頼れる先輩方、同じ年齢の同期もいるので、たくさん相談して、つらい時はいつものようにたくさん泣いていいんだよ。

いつかゆうかに追いついて、たくさん同じ景色を見たいです。

ライバルとしても、親友としても、妹としても、これからもっと成長していこうね。

ゆうかの泣き虫なところも、ツッコミが鋭いところも、同期の皆も、ファンの皆さんも、ゆうかの全部が大好きだから、これからもニコニコで皆の心にゴールを決めてね。そして、皆で成長しようね。

14歳の1年も、もっと思い出を増やしていこうね。

大好きだよ。

改めてお誕生日おめでとう。

石井彩音より

(2025年5月10日、17LIVE HKT48劇場、7期研究生「ラムネの飲み方」公演)

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