25歳になっての抱負を聞かせてください

そうですね、もう早いもので25歳になりました。

よく考えたら、優子も先日卒業を発表しましたよね。同期がもうAKBの中だったら私と香菜しかいないんですよね、2人しか。凄く少ないなと思って。なんか凄く時代の流れを感じますし、ちょっと寂しくもなりました。

でも卒業して行ったメンバーは、みんなメンバーに何かをすごく残して帰ってるんですよね。最近だと才加ですよ。すごいいろんなことをメンバーは習得していったと思うんですけど、

なんかそうですね、AKBでよく言われているのが「推されてる」と「干されてる」っていうのがよく皆さん使われると思うんですけど、私はどちらかというと後者の方で、自分がキャプテンになった時に、ほかのチームよりメンバーに何を教えてあげられるのかなとか、ちょっと足りないところがあるんじゃないかなと思って、すごく申し訳ない気持ちだったんですけど、

メンバーと一緒に過ごしてみて、学ぶところが凄くいっぱいあるし、逆にメンバーに育ててもらってるところがすごいあって、日々勉強だったり、葛藤の毎日だなって凄く思います。

それは今も別に変わらずで、でもそれがあるってことは、すごく幸せなことなので、これからも葛藤しながらキャプテンをやっていきたいなって凄く思います。

今日の公演をしてて思ったんですけど、AKBのお仕事をしてて、いろいろ収録とか撮影とかラジオとかいっぱいあるんですけど、公演がたぶん一番難しいんですよね。

たった、規模で言ったら、AKBは東京ドームも埋められるぐらい凄くありがたいチームになったんですけど、これくらいの距離の人を喜ばせないと私たちは何の意味もないと思うので。ダイレクトに返ってくるじゃないですか。

おもしろくないMCしたら笑ってもらえないし、全然ダメなことやったら全然ダメな顔して見られるし、眠っちゃう人とかもいるし、携帯触ってる人とか見ると凹むので、それを悔しいって思いながら、自分はいつか巣立つ時までの間に、いろんなことを教えていけれるようになったらいいなっていう風に25歳では凄く思います。

それはチームとしての私なんですけど、1人の私としてはマルチタレントになるのが夢なので、今日皆さんがピンクのリボンを付けてくれてるじゃないですか。それ、バラエティに出る時に私、必ずリボンを付けてて、覚えてもらえるようにってマネージャーさんと考えて一生懸命付けているんですけど。

なんか25歳の私は、例えば急に誰かタレントさんが風邪とかね、急に体調を崩した時にぽっかり穴が空いたところに穴を埋められるタレント、頼られやすいタレント、そういうのになっていけれるように名前をちょっとでも売られるように頑張っていきたいなっていう風に25歳では凄く思います。そんな感じです、25歳は。

ファンの皆さんにメッセージ

私も、さっきママの手紙で書いてたんですけど、凄くテレビが大好きで、誰が言ったのか肝心なところを忘れてしまったんですけど、

例えば、「私自身1人が「明日北海道でイベントをします」って言った時に、来てくれるのはたぶん家族じゃなくて友達でもなくて恋人でもなくて、ファンの方なんだよね」っていう風にテレビで言っているのを聞いて、あー確かにって思ったんですよね。そうだなって。

私たちAKB48は急にイベント事が決まりますし、逆に反対に言えば半年先の握手会とかあるじゃないですか。だから凄い大変な中で私たちを毎日応援してくれてるんだなって思ったら、今日もこの日のための生誕祭とか凄く大変だったと思うんですけど、自分をこんなに好きでいてくれてるファンの方ができたのは、たぶん自分が、いろんな職業、他にも職業あると思うんですけど、このアイドルを選んだからこそできた財産なんだなって言う風に凄く今日思いました。

誰かに支えてもらったり、「好き」って言ってもらえるのは人間の本能的に凄く嬉しいことなので、その方たちに自分がどれだけ恩返しできるのかをこれからもまた1年考えながらいきたいと思います。

かっこ良く「ついて来てください」っていうのは私はちょっと言えないので、ぜひ躓きそうになったら横にいて、ちょっと支えて欲しいなっていう風に思います。なので本当に今日はありがとうございました。

(2014年1月11日 AKB48劇場 チームB ウェイティング公演)