19歳はどんな1年でしたか? 20歳はどんな1年にしたいですか?
言いたいことを言えなかったら後悔しそうなので、手紙に書いてきました。ちょっと長くなっちゃうんですけど。
本日はこうして劇場に足を運んでいただき、本当にありがとうございます。
はい、まず19歳の1年は今まで自分の中で、こう芽生えなかったたくさんの感情が生まれた1年でした。
大好きな歌を活かして、お披露目でソロを歌う機会をいただけたり、私の特技である韓国語がお仕事に繋がって、AKB48として韓国でファンミーティングのMCをしたり、直近では歌唱力No.1決定戦で決勝に進むことができたり、伊東市の市長さんに枕を投げて暴投してしまったのも(客笑)凄く心に残っています。
加入前の私はつらい時につらいと認めてあげられなかったり、悲しい時に悲しいと言えなかったり、自分の感情に自分が一番気づけず、そんな自分のことが好きではありませんでした。
そして元々私は人の前に出て行けるようなタイプじゃなくて、合格したばかりの時は誰かの後ろに隠れていて、スタートは同じだったはずの同期が気づいたら何歩も前にいて、ただただ背中を追いかけることしかできませんでした。
それでも自分にできることは何かと模索し続けて、U-22選抜に選ばれた時はとても嬉しくて、3列目でも、誰かの後ろでも、ただただ嬉しかったことを覚えています。
少しずつ私のことを応援してくれる人が増えて、それと同時にこのままじゃダメだと思うようになりました。
でも、そんな気持ちとは裏腹に、追いつきたいという一心で練習に打ち込んでいたら足の怪我が悪化してしまい、思うように活動できなかったこともありました。
本当に悔しかったし、元から人の何倍もやらなきゃ同じラインに立てないと思っていたのに、練習することすらできなくて、その間に活躍する同期の姿を見て焦りも感じたし、初めていただいた18期研究生楽曲の初披露も参加できなくて、正直このまま諦めようかと思ったこともありました。
でも励ましてくださる大好きな先輩や、7人で私の分までキラキラ輝いて一生懸命曲を届けてくれた頼もしい18期の姿や、そして何よりも待っててくれたファンの皆さんの言葉が私をまたステージに立たせてくれました。
私はきっと皆さんが思っているよりずっと弱くて、1人じゃ力不足で、まだまだ未熟です。
でも自分を変えるためにここに来たので変わりたいです。
私は選抜に選ばれる人になりたいです。(拍手)
まだまだ何もできていないし、心配もたくさんかけてしまったけど、応援してくださる皆さんがいる限り、成長して選抜メンバーとしてたくさんの人に私の音楽を届けたいです。
そして、昇格もして、正規メンバーとしてAKB48に貢献できる人間になりたいです。
誰かの背中を後ろから追いかける自分じゃなくて、誰かの背中を押せるような私になります。なので、是非私に力を貸してくださったら嬉しいです。
花が咲く季節が最初の春だけじゃないように、私も必ず花を咲かせて、長く咲き続けます。
改めて、私のことを見つけてくれて、ありがとうございます。これからも一緒に素敵な思い出を作ってくれたら嬉しいです。
私が皆さんのことを幸せにします。
ありがとうございました!
素敵な生誕祭を開いてくださった皆さんにメッセージ
まずは改めて本当に来てくださって、ありがとうございます。そして、待たせてしまって本当にごめんなさい。
ほんとに、こう生誕祭を迎えられることも当たり前じゃないなって思ったし、18期で公演をできることも、「ただいま 恋愛中」公演、17期さんと一緒にできることも本当に当たり前じゃないなって、改めて怪我をして気づきました。
18期公演だと思っていたので18期の話を少しさせていただくんですけど。
18期は本当に最初っから個々のポテンシャルが高くて、1人1人が1人でも戦えるような人間だなって凄く同期ながらに思っていて。
それだからこそ個々で仕事が増えて、なかなか8人で集まれなかったり、8人の思い出がどんどん少なくなって、最近エピソードを聞かれても、無いんです。(客笑)
ほんとに無くて。だけど、私は18期が大好きだし、もちろん恵理子さんもずっと推しのまま変わってないし
※橋本恵理子「ありがとう」
ほんとにこうして劇場に立てることが本当に嬉しいです。
そして最後に、ちょっと家族にひと言だけ話させてください。
怪我をしてから凄い喧嘩して。
「北海道に帰っておいで」って何回も言ってくれたけど、もう少し頑張りたいです(涙)
頼もしい先輩もたくさんいるし、頼もしい後輩も入ってきてくれて、素晴らしい同期にも恵まれて、本当にいい人たちに恵まれたなって思っています。
皆さん、ファンの方1人1人も本当に大好きです。
本日はありがとうございました。
(2024年6月5日 AKB48劇場 「ただいま 恋愛中」公演)