MENU

前田彩佳 卒業スピーチ全文

まずは無事素敵な卒業公演を開催することができてとっても嬉しいです。ありがとうございます。

約4年くらいAKB48に所属させてもらったのですが、嬉しいことよりも悔しいことの方が気になってしまって、裏ではたくさん泣いて、ずっと辞める辞める詐欺をしてたんですね、ほんとにずっと。

なんか2ヶ月に1回くらいのペースで夜中にスタッフさんと3時間以上電話して泣き腫らした時もあるくらいだったんですけど、それでもここまで続けてこれたのは応援してくれるファンの方や支えてくれたスタッフさんや家族のおかげです。本当にありがとうございました。(拍手)

ありがとうございます。はい、私は、なんか、どう思われてるかわかんないんですけど、私はほんとは自分のことが凄く嫌いで、なんかほんとの自分を出したら誰も好きになってくれないんじゃないかなと思って最初のほうは作った自分というか、自分だけど自分じゃない自分で活動をしてたんですね。

けど、ファンの方が「素の自分見せないよね」とか「もっと自分出したほうがいいよ」って言ってくれて、そこからなんかちょっとずつ自分を出せるようになった気がします。

私は、なんか大層な人間でもないし、性格もよろしくないですし、何かがずば抜けて凄いわけでもないのに、そんな私を好きになってくれてありがとうございます。

私は私でいいんだ、ありのままの自分でいいんだってちょっとずつ思えるようになったのは皆さんのおかげです。

卒業発表してからは心の余裕ができたのですが、そこで気づいたことがあります。メンバー皆ちゃん悩んでるなって。それぞれにそれぞれの悩みがあって、その中で強くたくましく笑顔で活動しているんだなって。

もちろん今までもそれは感じていたけど、最近そのことを強く感じるようになりました。

だから、もし私のファンの方がこれからもAKB48の応援をしてくれるなら、是非皆を支えてほしいです。

私、そう、皆の、メンバー皆のことが心配で心配で心配なんです。だから皆のつらい顔とか悲しい顔を見たくないので、皆で支え合ってほしいです。皆が明るく笑顔でいてほしいです。よろしくお願いします。

はい、そしてメンバーの皆へ。

今まで一緒に活動してくれてありがとう。活動するのが楽しいことばかりではないのを知っているからこそ、そう簡単に「これからも頑張ってね」って無責任な言葉はかけたくありません。

でも魅力がない子はいないし、本当に本当に皆素敵で、私の中ではみんなみんなセンターです。

だからありのままの自分でこれからも頑張ってください。あっ、頑張ってくださいじゃない、生きてください。

「頑張って」って言わないって言ったのにね。はい、すいません。

ありのままの自分もきっとファンの方は受け入れてくれるから、だから自信を持って輝いてください。

もし挫けそうになったらいつでも褒めちぎる準備できてるので連絡ください。

いや、寂しいので挫けそうなとき以外も連絡ください。そして良かったらこれからもお友達として仲良くしてください。

お母さん、お父さんへ。

反対しながらもAKBに入れてくれてありがとうございました。そして大学に行かなくてごめんなさい。

でもそのおかげでこれだけ素敵な出会いがありました。大学では学べないこともたくさん学べました。だから私は悔いはないし、AKBに入って良かったなって心の底から思っています。

「女優さんになりたい」と言いつつも、明日からの人生は何も決まっていません。しかしなんやかんや生きていける自信はあるので、この世に生を授かったことに感謝をし、力強く生きていきます。

そして長くなってしまいましたが、最後に皆さんへお願いがあります。本日BUBKA 5月号にて…(客笑) 私のソログラビア載ってますので、絶対チェックしてください。(拍手)

最後にこれを持ってくるあたりが前田クオリティということで、これからも私に関わってくれた全ての方が今みたいに笑って過ごしてくれたら嬉しいです。

本当に本当にありがとうございました。そしてみんなみんな大好きです。私は幸せ者でーす。ありがとうございます。

(2021年3月31日 AKB48劇場 チームA「目撃者」公演)

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次