今日はこんなに素敵な壮行会公演を開いてくださり、そして見に来てくださり、オンデマンドやVRで見てくださって、あとロビーでも見てくださって、ありがとうございます。
はい、そうですね、私はあんまり、なんだろう、アイドルとして、こう、行動できたことが少なかったんじゃないかなって。
※客「そんなことない」
なんて言うんですかね。けっこう嘘をつけなくて、思ったことしか言えなくて、ファンの方に、何だろう、こう、キラ~ンって感じの言葉とか、ハート♪って感じの言葉とか、けっこう最初の頃は特に言えなくて、思ってることも言えなくて、そう、しかも、なんか受験勉強とか専念しちゃうし、浪人もしちゃうし、教育実習も行っちゃうし、かと思ったら次海外行っちゃうし(客笑)
なんか意味わかんない人なんですけど、そんな私でもちゃんとアイドルとして好きでいてくださって、本当に皆さんは凄い方々だなっていつも思ってます。
でも最近は思ったことは言えるようになりました。素直に言葉にして伝えなきゃ、伝わらないんだって思って、言えるようになったのは皆さんがいてくれたから、皆さんのおかげだなって思います。
なんか、何ですかね、いつも皆さんからもらってばっかりで、ほんとに何も返せてないんじゃないかなとか、こう人から見たら、「叶えられなかった夢とか報われなかったこととかいっぱいあるんじゃない?」って、なんかこう、何て言うんですかね、満点のアイドル生活じゃなかったんじゃないかなって思われるかもしれないし、自分自身もある時期はこう、例えば選抜になれなかったりとか、自分が出てるMVがなかったりとか、「自分の曲だ!」って言える曲がなかったりとかして、「あっ、私は何も形に残せてないな」とか、「皆さんに何も返せてないな」って思うことがあったんですけど…ありました。
でも、最近気づいたのは、こう7年半やってきたことって皆さんに会えたことが全てだなって思って。
7年半やってきた意味は、皆さんにこうして出会えたことで、もう皆さんに出会えただけで全て私の行動とかは全部全部報われてて。だからこんなに素敵な宝物をこうもらうことができて、私はとっても幸せです。(拍手)
皆さんは家族でも友達でもないじゃないですか。それぐらい仲いいけどさ。じゃないけど、なのにこんなに私のことを考えてくださったりとか、ステージ上にいる私だけじゃなくて、こう「ちゃんとご飯食べなね」とか「受験勉強がんばりなね」とか、なんか凄い、人として見てくださって。
でも私もそれは一緒で、皆さんのことを1人1人、人として大好きで、本当にこんなに素敵な人が私のことを、こう「いいね!」って言ってくださるのって本当に幸せで、凄いなっていつも思ってます。
なので、皆さんのことが、そうですね、皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。
はい、で、今回ね、こういう決断をしてクアラルンプール、KLP48に行くんですけど、とても楽しみな気持ちがいっぱいで、そうですね、なんか「やりきった! よし!いくぞ!」って気持ちなんです。
なので、皆さんと物理的な距離は離れてしまうんですけど、でも全然寂しくないように私も頑張るし、皆さんも寂しくさせないで。(拍手)
なので、ほんとに、まあ一番言いたいことは、皆さんに出会えたことが私のAKB48これまで頑張ってきた全てです。
本当にありがとうございます。
(2024年5月31日 AKB48劇場 「僕の太陽」公演 ~黒須遥香 壮行会~)