ゆうかたんへ

15歳のお誕生日おめでとう。

「大きくなったね」と言うべきなのか、はたまた「まだまだ若いねー」と言うべきなのかは、どっちもということで(笑)

昔のゆうかたんの写真を見返してみると変化もよくわかる。踊り方、歌い方、立ち振る舞い、全部全部いい方向に向かってる。それでいてまだまだ進化の途中なんだもん。怖いよー(笑)

大きな別れを経験し、新たな挑戦に向かった14歳の1年。あの泣き虫ゆうかたんはいずこへ…というほど頼もしい姿が目立ったように思います。

とはいえ、まだまだデリケートなお年頃。需要と供給というものにさえ反抗的で、「ツインテールなんかクソくらえ!」なんて思ってしまう時期もあったでしょう。

でも意欲に溢れてて、負けず嫌いで、頑張り屋さんで、そしてきちんと自分の思いを伝えられる人だなーと思います。

最近は期の若い後輩の活動が注目される中、テレビやメディア向けの発信がどうしても目立ってしまうことがあるけど、自身のSNSではしっかりと自分の言葉で思ったことを、感じたことをファンの方に伝えていること、私はしっかりと見ています。

口数は決して多いほうではないけれど、ゆうかたんは努力を培った背中でみんなを引っ張れる存在だと思ってる。

最近ではその思いが劇場公演で活きていると知って、嬉しいです。

一番前の列からの景色、ステージ中央0番からの景色はどうですか? 誰もが憧れるフロントそしてセンターというポジション。もしかして私が劇場公演に帰ってきたら「♪カーブを曲がり 体が傾いたとき」

浅井裕華「ちょっと歌詞違いますよね」客笑

サビ終わりのハートポーズ、銭投げの後の移動、未来が目にしみる曲のアウトロで目が合う機会も減ってしまうのかなーと考えると少しばかり悲しい気もしますが、いま目の前にある焼きつけられるものを1つ残らず全部吸収して、もっともっと自分に自信をつけていってほしいな。

控えめで恥ずかしがり屋で超真面目なゆうかたん。誰もが認めるポテンシャルではあるが、いつも一歩後ろに下がってしまうような謙虚なところを含め、その姿勢がきっといつか唯一無二の形となり、大きく成長していく未来が私には見える。

一歩下がってしまったその後は必ず二歩、三歩と前進することができれば心配ない。焦ることは1つもないよ。誰がなんと言おうと、自分の信念を曲げることなく突き進んでください。もっともっとたくさんの夢を見よう!

感動や喜び、時には悔しさ、悲しさだって、ファンのみんなとその都度共有していけばいい。

15歳の1年もピュアではかなく、キラキラな笑顔の1年になりますように。

実は去年のゆうかたんの生誕祭、MCで「竹刀を振り回していて怖かったです」なんて怯えながら言われたことを思い出しました。それが驚き、1年経った今日、同じ時間に私は天王洲でお刀を振り回していると思うと、ゆうかたんは預言者なのかな?と身震いしました(笑)

離れた場所からでも同じ坂の上、精一杯のお祝いの気持ちを届けます。

お誕生日おめでとう。

SKE48キャプテン 斉藤真木子より

P.S.

この手紙を書きながら私なんかのお手紙をゆうかたん自身は望んでいることなのかなー?(客笑)と不安になることもありましたが、握手会で何度も私の元へ足を運び、頭を下げてくれたファンの方の顔を思い出しながらここまで書き上げることが出来ました。とても優しいファンの方を持ったね。ファンは推しに似るって本当のことかもしれないです。普段は怖がられてか、なかなか話す機会もないので、こうして私の思いを伝えられて、嬉しいです。ゆうかたんのファンの皆さん、貴重な機会をどうもありがとうございました。

(2018年11月11日 SKE48劇場 チームE「SKEフェスティバル」公演)