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母からのお手紙全文 (荻野由佳 17歳の生誕祭)

由佳へ

17歳のお誕生日おめでとう。

1年前の今くらい、ちょうどバイトAKBとして活動させていただいた頃、まさか1年後にこうしてステージに立っているとは想像すらすることができませんでした。

思えば由佳がアイドルに憧れ、AKBのオーディションを受け始めたのはちょうど5年前くらいのことでしたね。

書類選考、二次オーディション、最終オーディション、そして15期では最終オーディション合格後、候補生となり、1ヶ月のレッスンの後、研究生になれず、それでもなんとか仮研究生にしていただき、レッスンに参加させていただいたのもついこの間のように感じます。

最初は大反対していたパパも、15期の仮研究生としてストイックにレッスンに通っている由佳の姿を見て次第に心が動き、後押しをするようになり、今では我が家で一番の理解者、応援者になりました。

仮研究生としての1年間はママが見ていても本当に辛かったです。最初に真姫宝ちゃん、莉央ちゃんが昇格し、次に雅ちゃん、めぐちゃんが昇格。仲のいい仲間がどんどん昇格していく中、由佳は昇格できずにいて、それでも毎週必死にレッスンに通っている姿に家族全員が心を打たれました。

そして、1年が経過し、仮研究生期間が終わり、昇格できないことが決まった時、由佳の号泣する姿を初めてみました。今までこんなに泣いている姿を見たことがなかったので凄く驚きました。その時はさすがに由佳にかける言葉が見つからず、ただただ黙って見守ることしかできませんでした。

それでもどこか、由佳が諦めずに過ごしている姿を見て、矢先にバイトAKBのオーディションがあるのを聞き、由佳に「応募してみたら?」と勧め、一から書類を送り、二次オーディション、最終オーディションに参加をさせていただきましたね。

最終オーディションの日、合格した由佳が「バイトだけど、やっとAKBになれる。パパ、ママありがとう」というメールを見た時は涙が止まりませんでした。

そして契約が満了し、オーディションを経て、ドラフト会議も参加させていただきました。

そして、去年の5月10日、ドラフト会議本番当日。正直なところ「今回もまた」という思いがありましたが、なんとか2巡目でNGT48から指名していただくことができました。

新潟という全く知らない土地への1人での引越しと転校。何も躊躇することなくすぐにNGT48への加入を決めましたね。

そこから間もなく新潟へ引越し、今では掃除や洗濯など家事の一切やったことない由佳を1人新潟に送り出すことに大きな不安がありました。まだ他のメンバーが決まる前、西潟茉莉奈ちゃんと2人で活動しながらの生活が始まり、親としては本当に生活できるのかという不安を抱えていました。

しかしある時、茉莉奈ちゃんが「大丈夫です。由佳ちゃんは何があっても私が守ります。安心してください」と言ってくれました。その言葉で本当に安心しました。由佳には素敵な仲間がいるんだって。

その後、オーディションを通過した22人の仲間と共にレッスンを重ね、ついに1月10日に劇場での初日を迎えることができましたね。凄く凄く長い道のりだったけど、諦めなくて良かったね。「努力は必ず報われる」という言葉を信じて良かったね。

でも、ここが由佳のゴールではなく、まだまだ始まったばかりです。ここからが本当のスタートです。何があってもへこたれず、努力を惜しまず、謙虚さを忘れず、一杯汗と涙を流して頑張ってね。

そして、何のとりえもない由佳を応援してくださるファンの皆さんや、日々由佳を支えてくださるスタッフの皆さんやメンバーの皆さん、由佳にかかわる全ての皆さんへ感謝の気持ちを忘れることなく初心を忘れず全力投球で頑張ってください。

そして、今年は掃除、洗濯に加えて料理も頑張ってください。

毎年お誕生日当日は夕食をお風呂上がりにパジャマ姿でケーキを食べるのが荻野家の恒例でした。今年の2月16日は家族で集まれませんが、次みんなで集まった時にはまたパジャマ姿で家族写真を撮ろうね。でも、寒くて着替えるのめんどくさいからとパジャマ姿で出歩くのはお願いだからやめてください。

これからも家族全員で由佳を応援します。ファンの皆様、メンバーの皆様、スタッフに皆様、これからも荻野由佳をよろしくお願い致します。

母より

(2016年2月16日 NGT48劇場 チームNⅢ「PARTYが始まるよ」公演)

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