碧唯、お誕生日おめでとう。

毎年思うけど碧唯の方が少し先にお誕生日を迎えるから私よりちょっとだけお姉さんだね。不思議。

今日の生誕祭、出られなくて凄く残念だし、申し訳ないです。というより去年の冬から公演自体出られていなくて本当にごめんなさい。

私が怪我をしたとわかった時、真っ先に思い浮かんだのは碧唯のことでした。

まだこの公演が始まる前、ホテルの部屋で同室になり「制服の芽」について話している時に「まどちゃん、ポジション前の方だったよ。ダンス大変だけど頑張ってね。一緒に頑張ろうね」と言ってくれた碧唯のことを思い出したんです。

そんなふうに言ってくれて私はとっても嬉しくて、苦手なダンスからも目を背けずに、上手くはないけど一生懸命やろうと心に誓ったのを覚えています。

だからこそ去年の公演に出られなくなってから申し訳なくて、碧唯に合わせる顔がなくて、自分からなかなか話しかけられませんでした。碧唯だけじゃなく、チームのみんなにも。

だけど会う度、足の具合を気にしてくれたり、お休みの日にはお家に誘ってくれたり、お仕事終わりにはランチに付き合ってくれたり、碧唯は何気なくかもしれないけど、その優しさに救われたこと、数え切れないです。ありがとう。

キャプテンという立場だからお仕事している時も、リハーサルしている時も、レッスンしている時も常に気を張っていて、自分のことだけではなくチームの人数分、メンバー全員分で物事を考えなければならない機会も多いと思います。

何でも器用にできちゃう、何でも任せられちゃっていつの間にか疲れてないかな、息苦しくなってないかなと心配です。

頼れるキャプテンの姿もかっこいいけど、自由に好きなことについて話してる姿も生き生きしてて大好きだから、のびのびしていてほしいな。

碧唯に甘えてばかりじゃなく、私たち1人1人がもっとしっかりして、少しでも負担を軽くしていけたらいいな。

でも実は「ちゃんとお話し聞いて」とか「静かに」って、みんなに注意してる時の碧唯。怒ってるかもしれないけど密かに好きなのです。大家族のしっかり者の次女みたい(笑)

14歳でHKTに入った私たちも今年で22歳。今までの8年が長いようで短かったようにこれからどんな道を進んだってきっとあっという間に感じるんだろうね。

今まで通り、今まで以上に真面目な話も、しょうもない話もたくさんしようね。

ありきたりになっちゃうけど、大好きです。これからもよろしくね。

改めてお誕生日おめでとう。

森保まどかより

(2019年6月3日 パピヨン24ガスホール チームKⅣ「制服の芽」公演)