音々へ

改めまして、19歳のお誕生日おめでとう。

こうやってお手紙を書くのは初めてなので、ちょっぴり恥ずかしさもありますが、せっかくの機会なので素直な気持ちを書かせていただきます。テヘペロ♪

音々と出会ったのはHKT48・4期最終オーディションのとき。第一印象は、何?あのぱっつんおかっぱの子。歳も自分より若そうだなって思っていました。

そこからセレクション審査やレッスンの話をした時に「宮崎県から来た」っていう話をして、方言の訛りも凄かったし、「上の宮崎? 下の宮崎?」って凄く出会ったことのない人種に私は興味津々でした。

私は大阪から、音々は宮崎からと地方で、平日も毎回レッスンに参加できるわけではなかったにも関わらず、参加できた時は音々に目がいってしまうくらい目立っていて、ダンスも凄く上手だなって思っていました。

それで、とても一生懸命な子だなって思ってて、私は密かにめちゃめちゃ刺激を受けてました。

だから音々がお披露目でセンターってわかった時は「やっぱり」って思ったのは今でも凄く覚えています。

セレクションが終わって、仮合格が合格に決まってからは毎日毎日福岡でレッスンの日々で、お披露目のステージに向けて本格的にHKT48の活動が始まっていました。

その頃、実家がそれぞれ地方にあって、高校生にまだなりたてだった私たちに1人暮らしは許されなくて。だからといって親が福岡に来れる環境でもなくて、境遇が似ている2人でした。

そんな中、今までセキュリティの問題もありファンの皆様には隠してきたのですが、実はHKT48に入った頃から日向と音々は一緒に暮らしています。お互いの親がかわりばんこに来てくれて、協力し合って暮らしてきました。

多分ずっと一緒に住んでたとしてもそんな匂わせもしたことなかったし、ファンの皆さんはビックリですよね?(笑)

お仕事の時も一緒。高校に行くにも同じ。クラスも同じ。「疲れた」って帰るおうちも同じ。ずーっと一緒の生活でした。

出会ったばかりの同じ歳の女の子と一緒に住み始めて、育った環境も違うから初めは慣れなかったし、HKTでは同期でありライバルだし、正直もう嫌だって思うこともたくさんありました。

音々が入ってすぐ選抜に選ばれたりした時はあまり素直におめでとうって思えない自分がいたりして。

日向はSHOWROOMで知って、音々はそのとき家にいたけど気を使ってくれたかはわからないけど、家を出てメンバーのお家に泊まりに行ったのは今でも覚えていて。

そんな時から気まずさが出てきて、仕事場所だと一言も話さなかったり、お互いの我慢している気持ちが爆発して何回か口喧嘩をしてぶつかり合ったこともあったね。

あの時は絶対仲良くなられへんって思ってたし、正直音々が苦手でした(笑)

だけど、それでも住み続けるしかなかったから家でも部屋にこもって、まず家が同じなのに音々と合わないみたいなことが多かったね。

だけど今では日向にとってはとても大切な存在です。あの時には考えられないけど。

家に帰ってきて、リビングに集まって、2人で朝まで語り散らかしたり(客笑)

※代読の下野由貴 → 「語り散らかしたり」で笑ってしまう

することも出てきて、音々の悩みだったり、日向の悩みだったり、お互いに言うようになってきて、日向はこういう関係になれて凄く嬉しいです。てへっ。

今ではママかな?って思うくらいしっかりしてるから、めっちゃ頼りになってます。ラブ。

いい意味で気を使わないし、一緒にいて凄く楽だし、楽しいし、話がある時にお互いに部屋に入って話して、自分のベッドで寝るっていう感じだよね。

初めは、高校3年間は一緒に暮らすっていう約束だったから、卒業したら1人暮らしを始めるつもりだったけど、今では音々が家に帰ってもいないっていうのが考えると寂しくて、1人暮らししたくないなって思っちゃってます。

昔は音々の足音とか聞こえるのも嫌だって思った時あったのに、メンバーの家に泊まりに行って、家に帰ってこない時は「あれ? 今日遅いなー」って心配したり、したり、したりしてます。そのくらい大切な存在になっちゃいました、気づかないうちに。へへっ。

長くなったけど、音々は本当に昔から変わらず今も努力家で、曲がったことが嫌いで、お姉ちゃん気質で、4期生をまとめてくれたり、5期生にダンスを教えてあげたり、面倒見が良くて、自分では「コミュ力がない」とか「面白くない」とか言ってるけど、MCで話す時とか文の構成とか上手だなって思うし、コミュ力とか昔よりは上がってきてるやんって思ってる。

バカがつくぐらい真面目で、考え込んだりしすぎて、音々の部屋から大きなため息が聞こえてくると「大丈夫?」って思うとき多いけど、日向でよかったらいつでも聞き相手になるよ。日向のも聞いてね。

パフォーマンス力もアイドルとして総合的に力をつけてきてるって思ってる…(客笑)

地頭江音々「えっ?」

(総合的に力をつけてきてるって思ってる)から、日向は19歳がめっちゃ楽しみです。一緒に頑張ろうね。

松本日向より

まだしばらく音々との生活も続くと思うのでよろしくお願いします。

19歳素敵な1年になりますように。

これからもお互いひとつ同じ屋根の下で頑張っていこうね。

大好き!

最後に。足音うるさくてごめんね。

やっと隠さなくて生きていけるね。

音々、想乃、日向。高校1年生コンビもハタチ目前。3人で遊びにいこう。

日向より

(2019年12月6日 スカラエスパシオ チームKⅣ「制服の芽」公演)