このみへ

22歳のお誕生日おめでとう。

NMB48の3期生としてNMB48に入ってから6回目の生誕祭を迎えることができて、本当に嬉しく思っています。

昨年の1月から新しいチームNがスタートして、このみ自身も最初は不安とか戸惑いもあったと思うけど、先輩メンバー、後輩メンバーのみんなで力を合わせて乗り越えてきた1年だったと思います。

そして、それぞれのファンの人達がどんな時でもしっかりサポートしてくれている、本当に素敵なチームだなーって思います。

それと、今回もチーム曲の振り付けを担当させていただけたことも大変嬉しく思っています。ご協力いただいた運営スタッフの皆様やチームメンバーの皆様には心から感謝しています。ありがとうございます。

今回の振り付けの話が決まった時も、このみ自身かなり気合が入っていたように思います。

1人で部屋に閉じこもって、長い時間考えても考えても振りが決まらず、どうすればいいかわからなくなると「なぁお母さ~ん、どうすればいい?」と聞き「そんなん自分で考えーや。わかるわけないやんかー」と冷たくあしらわれ、今度は「なぁお父さ~ん、どんなんがええんかねぇー」と笑いながら近寄って来て「はぁ~」の一言で返され、最後は外出前の妹に「こはっちー!」と言っただけで「あー、知らん知らん知らん、忙しい忙しい忙しい。忙しいねん」と言われ(客笑)、結局話を聞いてもらえず、家を出て行かれ、再びどん底状態になったこのみは部屋に戻り、「嗚呼、無理。無理やー」と声高々に発声練習をしております。(客笑)

このみがこのような大役を頂いた時、自分の中で今まで以上にいい物を作ろうと頑張りすぎて、気持ちもいっぱいになり、焦りと不安のせいか大変機嫌も悪くなります。メンバーの皆さんはよくご存じかと思いますが、この期間中のこのみとは少し距離を置かれたほうがよろしいかと思います。(客笑)

でもこのみ、この6年振り返ってみたら色んなことを経験させてもらってると思うよ。今回の曲の振り付けもそうだし、今までやってきた振り付けも、1曲1曲がこのみの思いが詰まった作品だし、1つ1つステップを作って、将来の夢に繋げていってください。

このみが言うように自分の中で振り付けが完成しても、それが本当に正解なのか、いくら考えても答えが出ない難しい世界だけど、ファンの皆さんからもたくさんエネルギーをもらって、自信を持って頑張ってください。

それと昨年、桑田佳祐「がらくた」ライブをプレゼントしてくれてありがとうね。一生の宝物になりました。

2人でライブに行けたのは嬉しかったんだけど、ライブもピークの頃、「波乗りジョニー」のイントロで、真っ先に席を立ち、京セラドームスタンド上段席から「イェーーー!」と叫ぶこのみ。その声につられてお父さんも、周りのおじさんたちもスタンディングオベーション。お父さんらよりも先に盛り上がってどないすんねん。(客笑)

帰りに立ち寄った居酒屋で「いや~、やっぱ桑田さんはええなー。ええ曲書きはんなー。いやーもうなんなんやろなー」って、焼き鳥とハイボールを片手に(客笑)

山本彩「オッサン」
日下このみ「やめてよ、もう」

語るこのみはもはやアイドルではなく、仲良しのおじさん友達と(客笑) 楽しい時間を過ごしているような気分でした。また今度近いうちに一杯行きますか。

そうかと思うと家に帰って来て寝る前には、布団の上にぬいぐるみを敷き詰め、準備万端の態勢を整え、真ん中で幸せそうに寝るこのみ。なんのこっちゃようわからん。(客笑)

山本彩「ギャップ萌えやな」

ファンの皆さん、アイドルなのかおじさんなのか、さっぱり訳がわからないこのみですが、2018年もこのみなりに頑張ると思いますので、そんなこのみを応援していただければ大変嬉しく思います。これからもよろしくお願いします。

最後になりましたが、このような素晴らしい生誕祭を開いてくださった生誕委員の皆様、ファンの皆様、スタッフの皆様、メンバーの皆様。本日は本当にありがとうございました。

このみの父より

(2018年1月12日 NMB48劇場 チームN「目撃者」公演)