恋和へ

16歳のお誕生日おめでとう。

まさか生誕祭のお手紙をおばあちゃんが書くことになるなんて思いもしなかったので、ココのお母さんからお手紙を頼まれた時は「これは責任重大だな」と、どうしたものかととても心配でした。

その上、お母さんから「NMBの生誕祭の手紙は笑いも取らなくてはいけないから」と(客笑) 念を押され、更にプレッシャーをかけられて、おばあちゃんは困り果ててしまいました。

笑いを取る自信はないけど、可愛いココのためにおばあちゃんの思いを手紙に書かせてもらいますね。

ココがNMB48に加入して早いものでもう3年が経ちましたね。

オーディションを受けているのを全く知らされておらず、合格したと報告を受けた時はとても驚きました。

孫の中でもおとなしく、恥ずかしがり屋のココがまさか12歳でアイドルになるとは夢にも思いませんでした。

でもココの笑顔は抜群に可愛くて、周りの人を元気にしたり、癒す力があるのでアイドルに向いているのかもしれませんね。

加入当初は他の同期の子達にどんどん追い抜かれていて、悔しい思いばかりしていましたね。

家でも泣いているとお母さんから聞かされた時は胸がつぶれるほどの思いでした。

まだ年齢も若く、いくらでもやり直しがきくだろうし、いっそのことやめて普通の学生生活を送る方がいいのではないかと心配しながら様子を見ていましたが、いつの間にか乗り越えて、諦めずに一生懸命頑張っている姿を見て、「この子は思っている以上に強くてたくましいな。きっと大丈夫だろう。さすがおばあちゃんの孫だな」と安心しましたよ。

今ではありがたいことに選抜メンバーに選んでいただいたり、雑誌やテレビに出させていただいて活躍しているココを見ておばあちゃんは本当に嬉しいです。

ここまでこれたのは努力が報われたのもありますが、やはり自分1人だけの力ではなく周りの人たちの応援そして支えてもらっていることが大きいと思います。皆様本当にありがとうございます。

全てのことに感謝する気持ちを決して忘れないでください。

ココの笑顔でたくさんの人を幸せにしてあげてくださいね。

世界一可愛いアイドルになれると願っています。

だけどつらい時は無理せず、休むことも大事です。泣きたい時は我慢せずたくさん泣いていいのです。無理している姿は誰も見たくはありません。そのような時は遠慮なく甘えていいのですよ。

春から高校生になり、これまで以上に学業との両立も大変かと思いますが、ココならきっと乗り越えてくれることでしょう。

一度しかない16歳、悔いなく楽しく過ごしてくださいね。

おばあちゃんも16歳に戻りたいです。

長くなりましたが、生誕実行委員の皆様、ファンの皆様、メンバーの皆様、スタッフの皆様、この度は恋和のためにこのような素晴らしい生誕祭を開催していただき誠にありがとうございます。まだまだ頼りなく至らないところも多々あると思いますが、これからの恋和の成長を温かく見守っていただけたら幸いです。

NMB48には可愛くて素敵なメンバーさんがたくさんいらっしゃるので、皆さん目移りするのも致し方ないことですが、どうか皆様、梅山恋和を一番にしてあげてくださいますようお願い致します。

そしてこれからも愛ある応援をどうぞよろしくお願い致します。

お手紙は以上となりますが、笑いは取れていましたでしょうか?(客笑)

面白いことが書けずにごめんなさいね。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

またおいしいお餅食べに行きましょう。

おばあちゃんより

(2019年8月25日 NMB48劇場 チームBII「2番目のドア」公演)